【命と規則】小中学校の暑さ対策

こんばんは!

 

 

ZEROKAMI AKIRAです。

 

 

最近は連日の猛暑で、汗が止まらない毎日ですね・・・

 

 

先日、愛知県豊田市で、小学校1年生の子が熱中症で亡くなられました。ピカピカの1年生、初めての夏休みを控えての突然の死は、親御さんの気持ちを考えると言葉になりません。また、死亡するまで耐えていたのは、想像できないほど辛いものであったと思います。

この件や、その他の学校での熱中症に関する”事故”がテレビで報道されたり、SNSなどに投稿されたりして、大きな注目を集めています。

 


 

多くの小中学校では、普段の学校生活において、スポーツドリンクや塩飴といった熱中症対策になるようなものの持ち込みは、”校則”によって禁止されています。また、行政の認識の甘さにより、冷暖房設備の設置は完全ではありません。市区町村によっては、職員室と1部の特別教室を除いてクーラーが無いなんてことが、ざらにあります。

 

一昔前は、30℃を超えれば猛暑日としてトップニュースにもなっていました。それが現在では、40℃近くまで気温が上昇します。そのような中でも、クーラーの設置が進んでいない現状・・・おかしくないですか??


 

今回のように、子供が亡くなられてから議論を始めていては遅すぎるのです。

では、何故、クーラーの設置が進まないのでしょうか?

 

今回はそこから考えていきます。

 

 

・クーラーの設置が進まない理由

 

それは、突き詰めると「票に結び付かないから」と言えます。小中学校への全教室クーラーの導入とその維持には、莫大な予算が必要になります。政治家からすれば、そのような多額の予算は、”自分の票になる分野”に注ぎ込みたいと考えるでしょう。何故なら、落選すれば無職だから。少しでも有権者に媚を売って次の選挙に備えたい・・・みたいな。そんなクソみたいな政治家は一部だと信じたいですが、自分たちの票に結び付かないことに手を抜くのは、今始まったことではありません。昔からそうでしたから。(例えば安全保障とか)

 

 

それに、そのような議論をしている人は、”クーラーの効いた涼しい部屋で議論”をしていますから、40℃の環境で密集して座ったり、長時間炎天下で歩いたりすることの大変さを理解出来ていないのでしょう。さらに言うと、「昔、わしらはクーラーなんて無かった。若いうちは、暑さになれるべきだ」とかいう、「バカじゃないの?」と言いたくなるような主張をする人もいます。

 

・・・例を挙げましょうか

○○市は2006年、付近にあるXX基地を離着陸する航空自衛隊機の騒音対策として、防衛省の補助を受けて全校に冷房を設置する方針を決めた。

しかし、1校に設置された後の11年に初当選した△△市長が、「快適さを最優先した生活を見直すべきだ」「東日本大震災を機に自然と調和した生き方への転換を」と唱え、12年に方針を撤回した。

元記事:日経新聞:https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG15H38_V10C15A2CR8000/

 

・・・「快適さを最優先した生活の見直し」「自然との調和」…吹きましたww

40℃近くなる現在において、クーラーを設置しないことが「自然との調和」なのでしょうか?

 

 

そもそも調和とは、『全体がほどよくつりあって、矛盾や衝突などがなく、まとまっていること。また、そのつりあい(出典:コトバンク)』という意味です。40℃近い気温のところで、「自然と調和」して授業を集中して受けることが出来るでしょうか?さらに、ここは空自基地が近くにあって騒音もする場所です。・・・調和とは?

 

まあ、東京五輪でも、暑さ対策に”打ち水”・・・などで…とか有識者会議なるものが言い出す始末ですからね。日本古来よりの暑さ対策が通用するなら、今のようなクーラーの需要なんて無いんだよなぁ…(^-^;・・・新国立競技場の一般客席などにはクーラーでは無く、風を送り込むらしいですけど、まさか40℃の温風を送り込むつもりなんですかね?(システムが良く分からない)

 

 

とりあえず、暑さ対策を語るなら、真夏の炎天下で長時間会議してから言ってほしいものです。


話が脱線しかかっているので、戻します。

 

これからの学校に求められる熱中症対策

 

 

・クーラーの設置(大前提)

全小中学校に、速やかクーラーを設置すべきです。そして、適切な運用をすべきであると考えます。よく、クーラーがあっても30℃超えない使えない・・・とか聞きますが、数字的根拠の存在しない使用基準なんて作らずに、暑いと感じたら使うようにした方が良いでしょう。何かあってからでは、遅すぎるのです。

・・・真夏の職員室って涼しいよねwwwwww

 

 

・スポーツドリンクなどの熱中症対策に有効なものの持ち込み許可

普通のお茶などでは、熱中症対策の観点からは不十分だと言われています。水分補給と同時に、その他に不足しがちになるものも適切に摂取する必要があります。そのためには、薄めたスポーツドリンクが有効である有効であると言われており、それぐらいは学校側も認めるべきです。昔からの慣例で、お茶or水なんて言っていないで、時代と環境に合わせた配慮をすべきです。

 

 

・授業中の水分補給の許可

小中学校に限らず、高校などでも、授業中の水分補給が禁止されている学校が多いと聞きます。そのために熱中症になったという事例もいくつかあるようです。つまらない校則を、生徒は”命をかけて”守らなければならないのでしょうか?

 

 

 

どうしても、大人の人たちって「昔はこうだった」「自分はこうしてきた」などと、自分たちの過去を持ち出してきますが、それはおかしい話です。昔って、今のような”殺人的な暑さ”ではありませんでした。まだ大学生の私でも、幼い頃のかすかな記憶に「30℃を超えた」というニュースが大々的に報道されていたのを覚えています。

 

参考程度に・・・

20年前の三重県四日市市の7月20日の気温は、最高気温が27.5℃でした。

翌年の1999年の同日の最高気温は、25.9℃・・・

データ出典:気象庁(リンク)

 

 

このように、昔と今とでは大違いなのです。それを昔の価値観で語られても・・・という話ですよね。


豊田市は、先日の小学生1年生の子どもが亡くなった”事件”を受けて、緊急でクーラーの導入を進めるようです。

 

やろうと思えば、出来るやん・・・

 

 

これが現実なのです。早期導入を行おうと思えば不可能ではないのに、それを行わない…

この件から、日本が抱える諸問題の原因も見えてきますね。。。

 


最後に・・・

 

 

私は、校則を破ることは良いことだとは思いませんし、守るべきだと考えています。しかし、それを命をかけて守るものでもない考えています。だから、こっそりスポーツドリンクを持っていくぐらいはOKでは?と思います。

 

※スポーツドリンクを金属製の水筒に入れるのはやめましょう。金属が解け出てきて、毒になることがあるそうです。






では、このへんで!

また次のブログでもお会いしましょう!


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