こんばんは!
ZEROKAMI AKIRです。
最近、暑くなってきましたね。昼間は温度計が30℃を指すこともあるくらい…まだ5月ですよ?夏を乗り切ることが出来るのか・・・心配になってきた今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
このブログの目次
さて、今回の話題は「日本は原発を使い続けるべきか否か」です。
このテーマで、私の考えを書いていきます。 まず結論から言うと、「私は原発推進派」です。
この時点で読む気を失った人は(^^)/~~~バイバイ
私の原発推進:再稼働はもちろん、新設もすべき。
理由は5つあります。
① 日本には化石燃料資源がない
日本では、火力発電が主な電力供給方法になっています。その燃料は、液化天然ガス(LNG)・石油・石炭などです。日本は、こうした化石燃料を対日価格(ジャパンプレミアム)という高い価格で買っています。
なぜ高い値段で資源を買っているのでしょうか? 理由は簡単です。
日本では化石燃料資源は採掘出来ない。でも、経済活動を行うには必ず必要なもの。→高い価格でも日本は買ってくれる。さらに、東日本大震災以降は原発もろくに動かせていないので、足元を見られて値下げ交渉も上手く出来ないのです。
と、まあこんな感じです。
日本が高い資源を買い続ける。この意味が分かるでしょうか?
・払わなくても良かった外貨が海外に流出してしまう
・エネルギーコストが高くなり、日本企業が工場を海外に作る(=産業の空洞化)一つの要因となる
特にこの2つが問題だと思います。電気を安く作ることが出来れば、それだけ電気の売値も安くなります。そうなれば、日本に工場を置く会社はハッピーですよね。電気料金が下がれば、利益を増やすことも、価格を下げることもできます。
外貨が余分に流出しているというのを分かりやすく言うと、「海外にぼったくられている」ということです。日本もかつて程の経済力はありません。高すぎる資源調達コストを何とかしないと、お財布の中身が…
原発1基で年間1000億円の燃料費を抑えられるらしい(その発電装置によるけど)
②安定して大電力を発電できる
原子力発電のメリットの1つとして、安定して大電力を作り出せるということが挙げられます。つまり、ベース電源として非常に優秀な能力を持っているのです。(加えて、発電コストも安い)
③高い技術力
日本の原子力発電所を作れるメーカーは、世界的に見ても高い技術力を持っていると言われています。世界各地で原子力発電所を作る計画や構想がありますが、今開発を止めてしまえば、それらを受注するチャンスが消滅してしまいます。ビジネスチャンスが失われてしまうのです。
高い技術力を持ちながら、それを活かす場所が無くなる・・・するとどうなるか分かりますか? 開発に携わってきた優秀な技術者が、活躍の場を求めて海外企業に行ってしまいます。つまり、これまで投資して築き上げてきた技術力が海外に流れてしまうのです。これは、大きな損失です。 また、今ある原発を廃炉にするにも、原発に関する技術力がないと出来ません。つまり、原発関連の技術力を維持・向上させていくには、原発事業を官民一体となって推進していくしかないのです。
④潜在的核保有
原子力発電を行うということは、潜在的核保有国になるということです。もちろん、日本は核兵器なんて持っていません。(たぶん)しかし、おそらく作ろうと思えば、短期間で作れるはずです。これを政府が公言することは無いと思いますが、抑止力として使うことも出来ると思います。
例えば・・・ 北朝鮮の非核化が達成されないなら、その脅威に対抗するために日本も核兵器の保有を検討しなければならないかもしれない…的な。 (私は日本も核兵器を持つべきだと考えていますが、それはまた別の機会に)
⑤地球温暖化対策
火力発電は、化石燃料を燃やす訳ですから、二酸化炭素(温室効果ガス)を排出しますよね。
東日本大震災前までは、二酸化炭素排出量削減がしきりに叫ばれていましたが、その後はどうなりましたか?あまり聞こえなくなりましたね。
地球温暖化により引き起こされていると言われている海面上昇は、人類ではコントロール不可能な領域のものです。それに、海面上昇で国が消滅するかもしれないというところまであるのです。 その点、原子力発電は二酸化炭素等を排出しません。つまり、地球温暖化を少しでも抑えるという観点からはとてもクリーンなエネルギー源だと感じるのです。
以上の5点が、私が原発をこれからも推進すべきだと考えている主な理由になります。
この文を読んだ原発反対の方々は、色々と突っ込みを入れてくるでしょう。
①原発から出る高レベル放射性廃棄物はどうするんだ?
②事故は大丈夫なのか?
③そもそも廃炉まで考えるとコストが高いだろ
これらの突っ込みに対して反論していきましょうか。
①原発から出る高レベル放射性廃棄物は?
この問題は、今すぐに原発を廃止するにしても、今後も継続するにしても考える必要がある問題です。何故なら、原発を今すぐに廃止したとしても、原発があるからには放射性廃棄物が発生するのですから。 だから、そもそもこれについては、原発を反対する理由にならないと考えます。 そして、最終処分場ですが、仮にどこか1箇所に全国から集めてくるのなら、今止めようと新設しようと、ゴミの量は大した問題ではありません。原発立地地域で最終処分するのなら、それも含めて地元の理解を得た上で原発を作る必要がありますね。
②事故が・・・
東日本大震災で福島第一原子力発電所は、たしかに大きな事故を起こしました。その影響はとても大きいものだと思います。しかし、ほとんど同じ地域にあった、福島第二原子力発電所と女川原子力発電所は今どうなっているでしょうか?今は特に問題がないと思いますが・・・(だから、女川原子力発電所と福島第二原子力発電所は、真っ先に動かして良いと思う。)
福島第一原子力発電所は、日本で見ても古い原子力発電所です。そんな古い原子力発電所と、新しく東日本大震災で得た教訓をもとに対策を行った原発を同列にして考えるのは、技術者に対する冒涜だと思います。
安全性・・・年月が経てば、どれだけ進むのかについては、こちらの動画がわかりやすいかと思います。
最近の事故対策工事の例を見てみましょうか。 例:中部電力浜岡原子力発電所
(防潮壁)
この防潮壁を上から見ると・・・
一見すると「薄っ!」と思われるかもしれませんが、近くで見るとそうでもないそうです。防潮壁の鉄筋は、JIS規格最大級の直径5cmのものが使われています。さらに、簡単な基礎ではなく、岩盤に固定・一体化させるようにして高い耐久性を確保しているそうです。また、内閣府が立てた「大袈裟すぎる」津波想定にも対応できるものです。
・・・大しけ程度でこけそうとか「バカなこと」を言っている人もいますが、私はこの浜岡の防潮壁に関しては実際に生で見たことがある人から聞いて今書いていますのでwww
海岸線には、22mの防潮壁が作られました。一連の対策工事で4000億円以上かけられたとか。また、側を流れる川には・・・・ ダムかな?という程ゴツい盛土がありますね。
また、仮にどこからか浸水しても大丈夫なように、画像のような分厚い防水扉や非常用発電機も複数備えられていますね。
出典:http://www.chusai.co.jp/info/info.cgi?no=189
このように、良い意味でムチャクチャな対策を行っているのです。 それに… 反対派の人が言われる全電源喪失の事態に陥ったら、仮に原発を止めていても徐々に温度が上がって”あのよう”になるのです。止めているから100%安全と言う訳ではありませんので…^^;
参考:http://hamaoka.chuden.jp/special/index.html
③コスト
色んな数字があって、いろんな計算があるんですよね。だから、私もそれに関しては「わからない」と答えるしかありません。 ただ1つ言えることは、今ある原発は動かした方が良いということです。処分コスト…これに関しては分かりませんので、仮に膨大な額がかかるとしたら原発の新設は議論が必要でしょうが、今ある原発だっていずれ壊すときがくるのです。それなら、少しでも動かした方が得じゃないですか?だって、発電コストは安いのですから。
自然エネルギー使えよ。無限だぞ。
原発をやめて、自然エネルギーを普及させれば良いという事を言う人がいます。有名は人だと、小泉元総理とか。 私はこの主張は、現実的に考えると理解ができません。
・・・理想としては良いのかもしれないけど。 自然エネルギーの弱点 ・不安定性 自然エネルギーは、不安定なのです。太陽が出ていなければ、太陽光発電装置ではあまり発電できません。 風が強いから風力・・・今のほとんどの風車は、台風の風を受けきれませんから、そんなときは風を受け流しています。 地熱発電・・・ 温泉枯れて良いんですか?それに、地熱発電所を作るのに適している場所の多くは、自然公園となっています。 このように、自然エネルギーは非常に使いにくく、安定性にも欠けます。利用には多くの問題も抱えています(風力発電の低周波とか)
不安定な電源だからと言って、停電が起こってもらっては困りますよね。つまり、自然エネルギーを利用すると言っても、それをバックアップ出来るだけの安定した電源が必要になります。つまり、バックアップ電源として火力なり原発なりが必要になるのです。 だから私は、自然エネルギーを使うことには反対しませんが、それに頼ることに関しては否定的に立場です。
皆さんは、エネルギー問題に関してどのように考えますか?
では、このへんで!
また次のブログでもお会いしましょう!
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