クラン・ギルドの設立から安定させるまで

こんにちは!

今回のブログでは、ゲームにおいて「クランの設立から、ある程度の規模で上位を目指せるようになるまで」ということで、クラン運営において重要なポイントをご紹介します。

この記事は、私のクラン運営経験をベースに書いているので、再現性という点で高いものになっていると思います。
本題に入る前に、私の実績をご紹介します。


私のクラン運営実績

私は、「World of Warships(以下 : wows)」というゲームにおいて、[RYUSE]Shooting Starというクランを運営しています。日本のwows界隈においては、上位を目指しているクランに所属しているプレーヤーであれば、ほぼ全員が知っているぐらいの知名度があります。

実績としては・・・日本国内において最大規模の大会である「JAPAN DREAM MATCH(以下 :JDM )」において、上位の成績を収めています。
JDM第3回大会→準優勝
JDM第6回大会→優勝
参戦したのはこの2回だけですが、その両方ともに良い結果を出しています。

現在のRYUSEには、35人程度のメンバーが所属しています。その中で、大会に参加するような主力のメンバーは、最短でも2~3年前から所属しています。それ以外のメンバーについても、基本的には「何年」という長期的な所属が大半です。

これらの成績・定着率が結果として得られるようになるためには、多くの試行錯誤を行いました。ときには失敗したこともありましたが、そこから学び・改善を行うことで、今日に至っています


クラン設立のポイント

ゲーム内にクランシステムが実装されていれば、「クランの設立」自体は簡単にできます。
しかし、設立しただけではクランは成立しません。クランは、メンバーが所属していて、初めて成立するものです。

会社と会社員の関係は「お金」によって結び付けられています。しかし、クランは「お金」が発生しません。そのため、違った形でのメリット提供が必要になるのです。

まずは、クラン設立のポイントを3つ紹介します!

クランメンバーを集める

クランを運営していくためには、活動に共感し、貢献してくれるメンバーが必要不可欠です。
しかし、設立から間もない段階では、実績も知名度もないため、そのメンバーを集めることが非常に困難です。

この問題に対する解決方法は、クランの宣伝以外にはありません。知名度・認知度を上げないことには、「入りたい!」と思う人も出てきません。
「どこでどんな風に宣伝したら良いのか?」・・・こんな質問が飛んできそうですね。
宣伝する場所を決めるために、ますはそのゲームにおいて、プレーヤーがどこで情報を仕入れてクランに加入しているのかを調べましょう。Twitterなのか、掲示板なのか、ゲーム内の募集機能なのか・・・

それが判明したら、その媒体に合った宣伝を行います。
RYUSEにおいては、宣伝の主戦場をTwitterに設定して、集中的な宣伝活動を行いました。
どのクランよりもたくさんツイートし、少しでも多くの人に見てもらえるように努力しました。

その結果、1年後には”クラン”としての形が出来上がっていました。
1週間といった短期間で多くの新規メンバーを獲得することは困難です。「継続は力なり」という言葉があるように、望むクラン像を目指して正しい努力をすれば、良い結果を得られます。

メンバーの定着率向上

苦労して新規メンバーを集めても、すぐに離脱されては意味がありません。
活発なコミュニティを維持していくことは、簡単ではないのです。

考えてみてください。クラン側がメンバーに対して提供する最も大きな価値提供は、「このクランに所属していて楽しい!」という環境です。その「楽しい」環境を提供することが出来なければ、メンバーの定着率は向上しません。

そこで、クランメンバー同士の交流を活発にして、「楽しい」と思えるような環境を作り出す必要があります。帰宅してパソコンの電源を入れたら、自然とVCに行きたくなるように思わせることが出来たら最高です。

人と人との関係には、必ずと言って良いほどトラブルが発生します。特に、年齢層が低ければ低いほど「子どもな対応」をしてしまい、小さなことでも大きなトラブルに発展してしまうことも珍しくありません。そのため、トラブルは早期解決が最善です。すぐに間に入って、お互いから別々に話を聞いてから、沈静化に向けて対応します。
トラブルが発生したときの対応を予め示しておくために、クランの規約を作ることも有効です。

時間の確保

クランの立ち上げから安定期に入るまでは、多くの時間が必要になります。
何故なら、新規メンバーの募集と採用、既存メンバーのマネジメント・・・会社でいうところの管理部門をこなす必要があるからです。

どこまで頑張るのか・・・それは人それぞれですが、志があってクランを設立したなら、ある程度の結果は出したいですよね。望む結果が高ければ高いほど、最初のスタートが大切になります。

継続するためには、プライベートとの両立が重要です。


クランで上位を目指すためのポイント

クランの運営がある程度安定したら、さらに高みを目指したい・・・そう欲が出てくるはずです。
その際に重要になってくるポイントについて、簡単に解説します。一部に先述と重複する内容もありますが、その点は予めご了承ください。

運営体制の強化

クランでさらに高みを目指すためには、リーダーシップと役割分担が大切です。
リーダーの役割は、クランとしての方向性を示すことです。その他に、幹部という形で運営を手伝ってくれるメンバーを複数人確保しましょう。

メンバーに権限と役割を分担し、より強固で効率的な運営体制の構築を行うべきです。
RYUSEの強さの根幹は、ここにあります。権限と役割を与えることで、クラン運営について「当事者意識」を持たせることが出来ます。クランに不満があっても、権限があるので自然と「クランをどうしたら改善できるのか・・・」と考えるようになります。

幹部にするのは主力メンバー…という場合が大半だと思います。その主力メンバーが、「離脱」ではなく「クランの改善」を考えるようになることは、運営上メリットしかありません。

参考程度に・・・RYUSEの運営システムはこんな感じです。

※あくまでもイメージ図

幹部メンバーが8人もいると、設立当初と比較して、負担は無いに等しいレベルになります。
幹部メンバーは、RYUSEの成長期から所属していたメンバーです。クランのことをわかっているからこそ、気軽に協力を仰ぐことも出来るし相談もできる。メリットが大きすぎます。

宣伝・採用の強化

そろそろ実績が作れてきた頃でしょうか?
実績を前面に出して、より強力なメンバーを獲得しましょう!

強力なメンバーを獲得するためには、クランのイメージが大切になってきます。強い人は、どこのクランへ応募しても加入できます。数あるクランの中から、自分のクランを選んでもらう必要があります。
そのため、クランの実績と独自性をアピール、クランの方向性を示す・・・色々な方法でブランディングします。

RYUSEの例を挙げます・・・

この2つのツイートで想像出来ると思いますが、RYUSEは…

・オンライン大会で優勝を狙えるレベルのクラン
・オフ会やクランオリジナルグッズの制作等、ゲーム外活動も活発

という2つの直接的なイメージ、それを通して「仲の良いクラン」という間接的なイメージを持ってもらえるように宣伝しています。
日本には、この方針で宣伝しているクランは1つも存在しません。つまり、独自性もある・・・

 

加えて、ゲーム運営会社の公式オフラインイベントで、RYUSEオリジナルのパーカーを来ている集団がいると・・・目立ちますよね。オリジナルグッズを作っているのも、RYUSEぐらいですからw

これも、クランの宣伝活動の1つの手段です。
このように、RYUSEは独自性もあり、誇れる実績も兼ね備えたクランになりました!

このように、クランの魅せ方を工夫して、新規加入や移籍を考えているプレーヤーに対してアピールしましょう!

 

採用の面では、拡大期ではないので吟味するようにしましょう。

RYUSEでは、ある程度の実力よりも、コミュニケーション能力を重視しています。実力は加入後に上げれば良いですが、コミュニケーションが取れないと…どうしようもありません…だから、いくら上手くても、最低限のコミュニケーションすら取れない方は、RYUSEに入ることは出来ません。

って感じで、自分のクランでは何を大切にするのかをよく考えて、それに合ったプレーヤーを採用するようにしましょう!


では、きょうはこのへんで!

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